赤ちゃんが生まれたときに、住んでいる市町村からお祝いがもらえるのは嬉しいですよね。桐生市にもお祝い金がもらえる地域があります。
桐生市街から車で30分ほどの黒保根町。わたらせ渓谷鉄道でも行くことができます。新緑や紅葉のシーズンには観光に訪れる人も多く、豊かな自然が迎えてくれる町です。黒保根町では移住や定住をしてもらえるように、お祝い金の制度が平成10年からはじまりました。その後、桐生市と合併してからも継続されています。
黒保根町の住民となり、10年以上生活することを誓約した方は、結婚、出産、新築、改築のときに、お祝い金がもらえます。
出産祝い金は、第1子が5万円、第2子が10万円、第3子が15万円。出生届が受理された日から3か月を経過後6か月以内に申請する必要があります。
結婚祝い金は、結婚前から黒保根町の住民だった方はもちろん対象となりますが、黒保根町外から転入した人同士が結婚した場合でも5万円がもらえます。婚姻届けが受理された日から6か月以内が申請できる期間です。
新築や増改築をしたときの祝い金は、建物の延べ床面積とかかった費用によって、一軒あたり、10万円から15万円までとなります。工事が完了し、引き渡し後6か月以内が申請できる期間です。
黒保根町での暮らしは、いつも山や川が近くにあり、ゆっくりと自然を感じながら、暮らしを楽しみたい方におすすめです。おいしいお米や野菜、キノコ、鶏卵や豆腐なども生産されています。直売所があり、新鮮な食材が手に入るのはうれしいですね。
黒保根町の子どもたちは、自然を体いっぱいに感じながら、のびのびと遊び、学んでいます。保育園から中学校まで、少人数だからできることや、この土地だからできる学びを積極的に取り入れています。
黒保根保育園の子どもたちは、一年中はだしで元気いっぱい。サワガニ取りにでかけたり、神社で木の実を拾ったり、お米を育てたり……いろいろな体験をしています。同級生だけでなく、年上の子とも年下の子とも関わりながら、思いやりの気持ちや向上心なども育てられているようです。我が家の子どもが、小さい子の面倒を見るのが上手になっていて、驚かされたこともありました。また、大きい子への憧れの気持ちも生まれて、「次はあれをやる」と目標をもって取りくんでいますよ。
国際理解に向けた教育に力を入れているのも黒保根町の特徴です。保育園には週3回英会話講師が訪れます。一緒に鬼ごっこなどをして楽しみながら、英語にふれています。小学校1年生から英会話学習がスタート。小学校と中学校では、姉妹校である西町インターナショナルスクールの様々な国籍の児童と交流する機会もあります。
道を歩いていれば、町の人のほうから声をかけてもらえる。あたたかく懐の深い人が多く暮らしている町だと感じます。自然豊かな環境で、子育てをゆっくりと楽しむ暮らしを、黒保根町でかなえてみるのはいかがでしょうか。
お祝い金について、詳しくは桐生市HPをご覧ください。
桐生市過疎地域定住促進条例 http://www.city.kiryu.lg.jp/kurashi/1007577/1003449.html
【お問い合わせ先】
黒保根支所地域振興整備課 産業振興係 電話:0277-96-2113
桐生市黒保根町水沼182番地3