桐生に編み物カフェができたこと、みなさんはもうご存知ですか? 市内で染色業を営む㈱土田産業が、5月7日、同社敷地内にニッティングカフェ『カフェミミモ』をオープンしました。
ものづくりの楽しさをより近い距離でお伝えしたい、またもっと地域の方に親しんでいただきたいという思いから、ニッティングカフェという形にたどり着きました
土田産業といえば『色創館』。
一点一点職人さんの手によって染められる作品が魅力の工房です。四季折々の多彩な色合いをやわらかなグラデーションで表現したストールやバッグは、ため息が出ちゃうくらいの美しさ。実は以前、トートバッグの手染めを体験させていただいたことがありまして、それは今でも私の宝物。そんな土田さんが今度は編み物カフェを始めた、と聞いたらいてもたってもいられない! というわけで、早速おじゃましてきました。
取材日は抜けるような青空に白い壁が映え、まるで映画のワンシーンのようでした。
天井の高い店内は、すっきりとスタイリッシュな空間。そして壁面にはバームクーヘンのような形のミミモが整然と並んでいます。この配置と配色がたまらない…!
ミミモ(mimimo)とは、通常処分される布ミミから作られたTシャツヤーンで、土田産業のオリジナル商品です。ミミモというブランド名には、「ミミも使う、ミミも資源」という意味がこめられているのだそう。綿などの天然繊維がほとんどで、有害物質を使わず染め上げた桐生産の安心で良質な素材。極太の糸なのでザクザクと編めて、短時間で作品が仕上がります。
まずおすすめなのが、『ワンコインから始めるミミモニッティング』。図解説明付きでミニバッグかコースター・鍋敷きなどが作れるキットがお財布にもやさしい500円です。
「作り方は社員で作家でもあるスタッフが教えます。かぎ針などの道具もそろっているので自由に使えます。初めての方でも2時間くらいで作品を仕上げて、お持ち帰りいただけますよ」と土田社長。時間・スペース料金は無料、1ドリンクオーダーだけご利用をお願いしています(250円~)。
いつでも誰でも気軽に楽しめるよう、心配りがうれしいですね。もちろんカフェだけの利用も可。雰囲気にひたるだけでも気分があがります。
興味はあるけど作るのは苦手だな…。ちょっと心配な人には実際にミミモで作られた作品も並んでいますので、購入するところから始めてみては? 土田産業のスタッフが『社員作家』として制作しており、売上げは作家さんの収入になります。励みになるとあって、社内でもちょっとしたブームのようです。
それぞれが思い思いに、ゆったりとものづくりのひと時を過ごせる『カフェミミモ』。
お客さんも社員も、みんなで楽しめる場所でありたいと思います。ワークショップや出張講座、コンテストなど可能性は無限。これからどんどん広げていきたいですね
私もすっかり魅力にはまってしまい、糸を購入しちゃいました。次回はいよいよ制作に入ります、乞うご期待!
【名称】カフェミミモ(cafe mimimo)
【住所】桐生市新宿2丁目2-21
【電話番号】0277-43-8720
【営業時間】13:30~17:30(水、日曜 定休)
【Facebook】「カフェミミモ」で検索!
【インスタグラム】cafe_mimim