「みなさ~んこんにちは~」
桐生ガスプラザにあるFM桐生から、平日のお昼に放送される『ランチどきっ!』。火曜日のパーソナリティーは、まあるい声でマイクに話しかける野田真由美さん。桐生周辺のスポットや人に直接取材をして、生の声をとどけています。
秒単位でつくられるラジオ番組の本番直前、ぴんとした空気。すべての音が消えて、息をのむのもためらうほど静かな数秒間。
「本番前は、何年やっても緊張します。話しだすと平気なんだけど、最初の一声まではやっぱり緊張しますね」
この日の取材コーナー『のださんぽなのだ』では、桐生が岡公園のライオン、チャコのお誕生日会にちなんで、飼育員さんのお話が放送されました。(お誕生日会は、3月25日盛大におこなわれました。チャコくんおめでとう~)
取材に行き、生の声を録音、編集して放送する『のださんぽなのだ』。
「百聞は一見にしかず、自分で見て、行って、話したいと思っています。行かなくてもチラシを見て話すことはできるし、編集など大変なことも多いけど、いろいろな場所に行って、人に会えることがとても楽しい」
相手の言葉に寄りそうようにマイクを向ける野田さんの番組には、いつもあたたかい空気が流れています。
子育ての話になると表情がとたんにやわらいで「もう悩みばっかり~」と、ちょっと安心するひと言。小学2年生の息子さん、年少の娘さんと家族4人で暮らすにぎやかな毎日。まだ幼いお子さんを抱えながらの仕事、取材と放送日以外の作業はほぼ自宅でおこなうので、苦労は絶えないそうです。
聞き上手なイメージの野田さんですが、
「自分が甘え下手なので、それゆえ甘えさせ下手、その辺りのことをよく考えます」
ちょっと意外でしたが、そんな野田さんが尊敬する人は「おとうちゃん」。
「おとうちゃんはおおきい人、どーんとかまえていてくれます。私はすぐいろいろ言いたくなっちゃうんだけど」
夫婦のバランス、大事ですよね。
シゴトの顔、母の顔、妻の顔。表情はそれぞれでしたが、根っこにあるのは人を尊重し、思いやる気持ち。野田家のあたたかく楽しげな団らんを、垣間見たような気がしました。
【名称】株式会社 FM桐生
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今年開局10周年を迎えるFM桐生、3月にはガスプラザ1Fに「ミツバふれあいスタジオ」をオープンしました。「声の見えるラジオ」をコンセプトに、リスナーや地域とのつながりを大切にしています。放送は77.7MHZにて!