「自分の子どもが暮らす桐生を、スーパーもないような街にしたくなかった」
桐生のまん中で、新しいシゴトのかたちを発信しているココトモ。キッズバレイスタッフの小野千春さんは「等身大で、はたらくママと一緒に頑張りたい」と話します。
アーティフィシャルフラワーとプリザーブドフラワーのアトリエミルプランタンとして活躍するかたわら、キッズバレイでは起業支援チームに所属し、起業塾や勉強会などを主催しています。この春からは縁あって声をかけてもらったという新規ビジネスにも挑戦中。さらに主婦として、二児のママとして、いったい何足のわらじを履いているのかと驚きます。
独身時代は企業の商品企画を担当、バリバリ働く女性でしたが、大好きだった仕事は結婚、出産をきっかけに退職。専業主婦時代は「もんもんとしていた」そうです。そして、子どもの入園をきっかけにアーティフィシャルフラワーの道へ。
「昔から感覚的なこと、自己表現することが好きでした。花があったから子育ても乗り切れたと思います」
お花もキッズバレイも新しい仕事も、みんな大事。だから3等分するのではなく、バランスをとりながら対応しています。ひとつの仕事だけに没頭するのではなく、そのとき必要とされる場所で柔軟に。小野さんの柔らかく凛とした姿勢は、子育てをしてきたママだから。
「男性にはなかなか難しいことですよね。女性だから、ママだからできるシゴトがあります。家事に子育て、たとえ思うように動けなくても、細く長く続けていればきっといつか始められます」。
「ママだからあきらめるのではなくて、ママだからできることがある」のだと。今、ココトモにはそんな新しい風が吹いています。その心地よい風がもっともっとたくさんのママに届いてママたちの笑顔が広がれば、これからの子どもたちの未来もキラキラと輝いていくのかもしれません。
【名称】NPO法人キッズバレイ
【住所】群馬県桐生市本町5丁目51番地 東武桐生ビル1階
【電話番号】0277-46-7486
【facebook】https://www.facebook.com/NPOkidsvalley/
【Mail】contact@kids-valley.org
小野千春さんの思いをつづったエッセイが桐生タイムス社「タウンわたらせ」にて連載中です。