桐生での結婚式はやっぱり和装!「桐生織」をもっと知りたい!

 

20150223-180

 

群馬県民ならだれもが知っている、「上毛かるた」でおなじみのフレーズ「桐生は日本のはたどころ」。この地で生まれた1300年もの歴史がある桐生織物は、現在欧米のトップブランドにも生地を提供しているほど。桐生織には、徳川家斉が好んだことから名づけられた桐生発祥の最高級の織物『お召織(おめしおり)』、『緯錦織(よこにしきおり または ぬきにしきおり)』『経錦織(たてにしきおり)』『風通織(ふうつうおり)』『浮経織(うきたており)』『縦絣紋織(たてかすりもんおり)』『捩り織(もじりおり)』と7つの技法があり、「伝統工芸品」に指定されています。

 

そもそも、なぜ桐生が織物の産地として発展したのでしょうか?それは、「白滝姫伝説」にあるようです。宮廷に仕えていた桐生の青年が、宮中の白滝姫に恋をして桐生に連れて帰り、嫁いだ姫が養蚕や機織りを桐生の地に広めたのだとか。その後江戸時代には新たな織機で、より高級な織物を売ることができるようになり、江戸や京都から大量に注文がくるように。京都の西陣の人たちは「自分たちの織物が売れなくなるから、桐生の織物の生産を抑えてください」と幕府にお願いしたほどでした。

 

「西の京都、東の桐生」と称されるまでになった桐生織の着物は、現在映画やドラマでも多く採用されています。NHKの朝ドラ『マッサン』の結婚式シーンで使われた帯は、桐生の織元が手掛けた「丸帯」なのだそう。桐生織の「丸帯」は、全国の着物ファンからの人気も高いようです。

 

そんな歴史と文化のある桐生でこれから結婚式を挙げるなら、やはり和装がおすすめ!日本の花嫁衣裳である白無垢、豪華絢爛な色打掛に桐生織の丸帯で記念写真!どの年代、どの世代でも、特別な1枚になるはずです。そして式は、和装の花嫁衣装が映える神前式で――。群馬県指定の重要文化財になっている桐生天満宮で、三々九度の献盃を重ね、幾久しい幸福と健全な家庭を築くことを神様にお誓いくださいね。ほかにも、国登録有形文化財である桐生俱楽部でも挙式ができますよ。はたどころ桐生で、パートナーとともに、人生を織り上げていってくださいね!

 

写真提供:有限会社ブライダルファッション つるや