桐生のパパ・おーやんの“新”イクメン論 Vol.11 「兄弟ケンカ」

兄弟

男の子は、毎日戦います。うちには、三人の男の子がいますので毎日この戦いが繰り広げられます。なぜ、そんなに戦わなければいけないのか?女性には理解できないかもしれません。

 

子どもの卒園式に参加した時、女の子は、先生と一緒に別れを惜しんで泣いていましたが、男の子は、楽しそうに友達と遊んでいました。科学的な根拠は分かりませんが、今までの経験から男の子と女の子にはそれぞれ違った特徴があるようです。

 

さて、話しは戻りますが、男の子は毎日戦います。つまり「ケンカ」です。私自身も三人兄弟でしたので、幼い頃、よくケンカをしました。子どもの時のことを振り返ってみると、ケンカはしようと思ってしているわけではなく、内から湧き上がってくるエネルギーを抑えることが難しく、ちょっとしたきっかけで自然にケンカになってしまうのです。ケンカをしている瞬間は夢中ですが、終わった後は、なんとも後味が悪く自己嫌悪に陥ることも度々ありました。

 

ケンカをすると、兄である私が、原因に関係なく、「年が上である」ということで親に叱られました。それが、子ども心に納得できず嫌でした(ただ、私が原因をつくっていたことは多々ありました)。

 

そんな経験から、子どもがケンカしてもすぐに止めません。原因はお互いにあり、どちらを責めることもできないと思っています。本当に危険な時は止めますが、そうでない場合は、放置していてもある程度でケンカは収まり、その後は、何事もなかったように遊んでいます。素手なので、大きな事故にはならない場合が多いです。

 

子どもはたくさんの可能性を秘めており、エネルギーに満ち溢れています。そのエネルギーを適度に発散しなければ、大きくなってどこかでその反動が出る心配があります。それに、今は昔と変わり、本音でぶつかり合って、人と関わることが少なくなっているように感じます。ファミリーレストランでは、一緒にいても話すわけでもなく、お互いに携帯電話をいじっている光景をよく見かけます。そう考えると兄弟ケンカから得られるものは、多いのではないでしょうか。

 

兄弟ケンカ-なかなか難しいテーマ。何が正解なのか葛藤している毎日です。

 

(ライター:おーやん)

 

桐生市在住、3児のパパ、社会福祉士。障害児施設に勤務しているほか、桐生イクメンプロジェクトなどにも積極的に携わる。自身の経験から、「地域×パパ×子ども」の関わり方について模索し、現在は「ぱぱのBAきりゅう」にも参加中。趣味は一五一会とダイエット!