桐生のパパ・おーやんの“新”イクメン論 Vol.14 「お店屋さんごっこ」

おもちゃのレジ

 

年長の次男と最近よくやる遊びがあります。それは「お店屋さんごっこ」です。

 

どういった遊びかというと、子どもが家にあるオモチャを並べて商品のようにレイアウトし、お店を表現します。並べ終わると子どもが店長をやり、私がお客になります。子どもが「いらっしゃいませ!何にしますか?」という声をかけ、私が欲しい物を選んで「これをください」と子どもに渡します。

 

お店の相場は、最初に子どもが「今日は安いよ」とか「今日は高いよ」と言ってその日の気分で決めます。そうすると同じ物が1,000円の日もあれば100円の日もあります。

 

貨幣のやり取りは、100円ショップで買った本物によく似たお金を使います。貨幣の種類ごとに財布に入れて使います。まだ幼児なので、おつりの計算はできませんが、私がおつりの金額を言うとその通りに渡せるようになりました。ちなみにうちにあるオモチャの貨幣には、最近めったに目にしなくなった『2,000円札』がたくさんあり、やり取りに使っています。

 

私がたくさん商品を購入し、手持ちのお金がなくなると、子どもがお店から違う位置に移動し、銀行員に変身します。銀行に行き、お財布を渡すとそこにお金を入れてくれ、また買い物が再開するといった流れになっています。

 

子どもが、この遊びに興味を持ったのは、実際の買い物や貨幣の受け渡しに興味があるからだと思います。子どもからはじめた「お店屋さんごっこ」ですが、遊びを通して、貨幣の価値が学べるのでなかなか素晴らしいと思っています。

 

子どもから遊びの誘いがあった時は、とりあえずのってみるとその発想力に驚かされることがあるかもしれませんよ。

 

(ライター:おーやん)

 

桐生市在住、3児のパパ、社会福祉士。障害児施設に勤務しているほか、桐生イクメンプロジェクトなどにも積極的に携わる。自身の経験から、「地域×パパ×子ども」の関わり方について模索し、現在は「ぱぱのBAきりゅう」にも参加中。趣味は一五一会とダイエット!