私は、子どもに食事を作ることがあります。ただ、技術不足で料理のレパートリーは大してありません。パパで料理ができる人はたくさんいます。キャラ弁を上手に作るパパの雑誌の特集を読んだことがありますが、羨ましいかぎりです。
栄養のバランスが大切だと分かっていても、朝の慌ただしい時間であれば、トーストを焼くのでいっぱいいっぱい・・・。それに一生懸命作っても子どもの口に合わなければ、食べてくれません。感謝されるわけでもなく、味が良いか悪いかの評価だけなのです。そう考えると世の中のママたちの苦労が少し身近に感じられます。本当にお疲れ様です!
どうせ作るなら子どもたちに食べてほしいので、少しずつレパートリーを増やしながら、子どもに提供しています。たまに料理をしていると子どもは、楽しそうに見えるのか、「包丁で切りたい」とか「食材を混ぜたい」とか言って寄ってきます。そんな時は、手伝ってもらいます。
いつかの新聞記事に、『包丁を使えない子どもが増えている』とありました。実際に包丁を持たせると、危なっかしくてハラハラしますが、危険がないように見守りながら使わせます。やりたい気持ちはなるべく大切にしたいと思っています。
ただ出されているものを食べるだけよりは、より身近に感じてもらえるような工夫をすることで、食事に対して積極性が身についたり、興味が持てるとよいと考えています。
うちでやっているプチ食育としては、自宅のプランターで野菜を栽培したり、簡単なデザートづくりを一緒に行います。自分で作った野菜は、買ってきたものよりも比較的喜んで食べてくれます。
また、スーパーで簡単にできるおやつの材料を購入し、クッキーやプリン作りに挑戦しました。おやつ作りは、最後に食べる楽しみだけでなく、作っている過程が遊びみたいで楽しいようです。クッキーの生地作りや型抜きは、粘土遊びに非常に似ています。
これからも自宅でできる『プチ食育』と、私自身の食事づくりの技術を磨いていき、子どもたちに食事の大切さを伝えていきたいです。
(ライター:おーやん)
桐生市在住、3児のパパ、社会福祉士。障害児施設に勤務しているほか、桐生イクメンプロジェクトなどにも積極的に携わる。自身の経験から、「地域×パパ×子ども」の関わり方について模索し、現在は「ぱぱのBAきりゅう」にも参加中。趣味は一五一会とダイエット!