「あーまた怒ってしまった」と反省することが度々あります。子どもをほめることは大切であると理解しているはずなのに、一日を通してほめることより叱ってしまうことも多いのではないでしょうか。
私が最近参考にしている子どものしつけ方法に『ペアレント・トレーニング』があります。これは、ほめることを重視しており、ほめるためのポイントについてもまとめられています。
「うちの子ほめるところが一つもないんです」というパパママがいるかもしれません。しかし、次の方法をとると簡単に見つけることができます。それは、やってほしくない行動の反対の行動を考えれば自然にほめるべきことが見つかる方法です。
例えば、子どもが廊下を走ったら注意しますが、廊下を歩いてもほめることは少ないのではないでしょうか。しかし、廊下を歩くことは好ましい行動に当てはまります。つまり、ほめるべき行動なのです。家庭で考えれば、子どもが部屋で騒げば注意すると思います。その逆で静かに過ごせていたらほめるべきなのです。その他にも、自分でお風呂にはいれたり、布団にはいれたり、子どもの年齢や普段の様子から判断して好ましい行動が取れていれば、ほめるべきなのです。
私は、このやってほしくない行動の反対を考え、好ましい行動が取れれば片っ端からほめます。それでも1日を振り返ってほめすぎたと感じることはありません。つまりこのくらいで“ちょうどいい”のです。
ほめることを意識してやってみてください。ほめた親もすごく気持ちが楽になることが分かります。叱ると叱られた子どももつらいですが、叱った親もつらいものです。ほめたあとは、子どもも嬉しいですし、親も気持ちが非常に楽に感じます。家族みんなをほめて、そしてほめた自分もほめていけば、みんなが幸せな気持ちになっていけるような気がします。
これからも子どもの好ましい行動をたくさん見つけて、忘れずほめていきたいものです。
(ライター:おーやん)
桐生市在住、3児のパパ、社会福祉士。障害児施設に勤務しているほか、桐生イクメンプロジェクトなどにも積極的に携わる。自身の経験から、「地域×パパ×子ども」の関わり方について模索し、現在は「ぱぱのBAきりゅう」にも参加中。趣味は一五一会とダイエット!