桐生のパパ・おーやんの“新”イクメン論 Vol.21 「目玉焼き DE コミュニケーション」

目玉焼き DE コミュニケーション (3)

子どもが3人でき、私の生活パターンは大きく変わりました。それは、「早寝早起き朝ごはん」という、よく聞くキャッチフレーズどおりの生活になったことです。仕事柄、不規則な生活になりがちでしたが、子どもを寝かしつけていると自分もそのまま寝てしまったり、朝早く子どもに起こされたりといったことが続き、自然に朝型生活になりました。

 

そんな流れから朝食作りは、今では私の担当になっています。ただ、朝はとにかく忙しく、いつも時間との戦いです。しかも要領が悪く、技術もないので大したものはできません。そんな中、子どもからリクエストが多い料理(?)があります。それは、「目玉焼き」です。ちなみに同じ目玉焼きでも兄弟によって焼き加減の好みが違いますので、長男はトロトロ、次男はかためで焼きます。

 

そしてこの目玉焼きにつける調味料ですが、わが家ではケチャップを使います。このケチャップをつける時にひと手間加えることで子どもとのコミュニケーションに役立つことがあります。それは、ケチャップで伝えたいメッセージを書くというものです。

 

例えば、子どもが元気がない時は笑顔の絵を描いたり、「好きだよ」と面とむかって言うのが照れくさければハートマークを描いたり、他の兄弟と名前を間違えて呼んでしまった時は名前を書いたりします。

目玉焼き DE コミュニケーション (2)

それに対して、子どもは眠いのか、興味がないのか、空腹なのか特に反応を示しませんが、嫌がらないので今も続けています。

 

子どもは、成長とともに親から精神的に自立していきます。思春期や反抗期にもなれば素直に親の言うことが聞けず、衝突もあるかもしれません。でも、どんな時でも子どもには親が近くにいること、味方でいること、見守っていることを感じてほしいと思っています。

 

そんなことを考えていたら自然にケチャップでメッセージを書いていました。言葉だけのコミュニケーションには、限界があると思っています。想いを伝える方法は言葉だけとは限りません。

 

「ケチャップ DE コミュニケーション」、ぜひぜひお試しください!

 

(ライター:おーやん)

 

桐生市在住、3児のパパ、社会福祉士。障害児施設に勤務しているほか、桐生イクメンプロジェクトなどにも積極的に携わる。自身の経験から、「地域×パパ×子ども」の関わり方について模索し、現在は「ぱぱのBAきりゅう」にも参加中。趣味は一五一会とダイエット!