「学習塾」は、成績アップのため、受験のために通うところ。そうイメージされる方が多いのではないでしょうか? でもそれだけじゃない。子どもの自主性を大切にし、その子の可能性を引き出してくれる学習塾もあるんです。今回ご紹介する「金子眞知子教室」がまさにそれ! 子どもたちに勉強を教えて40年という、大ベテランの先生です。親から子へ、今では二世代にわたり、勉強をみているご家庭もあるんだとか。そんな学習塾の魅力を探ってみたいと思います。
学生時代、親に「勉強しなさい!」って言われると、イヤな気分になりませんでした? 「今やろうと思ってたのに」と言い返したりして(笑)こういった“命令口調”、金子先生は使わないそうです。なぜかというと、子どもの“やる気”を奪ってしまうから。“言葉がけ”ひとつで、勉強に取りくむ意欲が変わるといいます。
気分がのらず、なかなか取りかからない子には、「そろそろやってみようか」とやさしく声をかける。疲れて眠そうにしている子には、「○○ちゃん、このアイドル好きだったよね」と、興味のある話題で眠気をさましてあげる。その子に寄りそい無理にやらせようとしなければ、だんだんと自分から勉強をはじめるそうです。親としては耳がイタイ!!
「高校への入学後、急に成績が伸びる子がいるのよ」と先生。わたしは不思議に思い、その理由をたずねました。すると、返ってきた答えは“緊張感”でした。
「今までと環境が変わり、勉強モードにスイッチが入るからだろう」と先生はおっしゃいます。その子自身、ビックリするほどいい成績をとることがあるそうです。それが“自信”となり、さらに勉強をする。「成功体験」は、やる気を出させるんですね!
どこで伸びるかは子どもによって違います。「強制的に勉強を“させる”のでは、こうはならない」と金子先生。“できる”ところに目を向けて、その子にあった学習方法でサポートしてあげる。それがいい結果を生むようです。
「学ぶこと、知ることは楽しい。そう思ってもらえる場所にしたい」それが先生の願いです。ひたむきにがんばる子供たちの姿。それを見ていると、応援したくなるんですって。
ときには、親にも言えない悩みを相談されることがあるそうです。しっかりと“信頼関係”が成りたっているんですね。子どもに共感し、そのままを受け入れるというスタンスだからこそおこる、うれしいハプニング。口コミだけで広がるのも納得です。
「自分の力で生きていけるようになってほしい。そのために、できることをやっている」金子先生の言葉がココロに響きます。子育てにも通じるヒント。ピン! ときたら、試してみてくださいね。
「金子眞知子教室」
【住所】〒376-0002 群馬県桐生市境野町7-79
【TEL 】090-6944-4769(※時間割等、詳細については直接お問い合わせください)