北風が吹く寒い冬。子どものカゼや肌あれが気になる季節です。お薬はすぐに効果が表れるけど、中には作用が強いものも。「子どもに使うのはちょっと不安…」そう思ったことのあるママは要チェック!今回は穏やかに作用する、“カラダにやさしいお手当法”をご紹介。「香草屋」の新井理恵さんに、ハーブとアロマを使った、今すぐに試せる簡単レシピを教えてもらいました。
ヨーロッパでは“マザーハーブ”と呼ばれ、子どもにも安心して使える、やさしいハーブです。カゼのひき始めには、ハーブティーを飲んで体を温めるのがいいでしょう。相性のいいミルクでカモミールを浸出した、ホットミルクもおすすめです。
ハーブティーを入れるときは、必ず100℃の熱湯を使い、3~5分抽出します。もしお茶が残ってしまったら、捨てずに有効利用。抽出して10分以上経つと苦みが出てきますが、薬効成分はタップリと含まれています。コットンに含ませてパッティングすれば、肌の乾燥や皮膚炎、湿疹に効果あり。出がらしの茶葉は“だしパック”に入れ、残ったハーブティーと一緒にお風呂へいれれば、“ハーバルバス”で、ママも子どももお肌しっとり。
感染症が心配なこの時期、活躍してくれるのが『ユーカリ』と『ティーツリー』。空気を浄化してくれる精油です。中でも『ユーカリ・ラディアタ』は、刺激が少ないので子ども向き。これらの精油で、“ルームスプレー”を作ってみましょう。
作り方は超簡単! アロマ用のスプレー容器に、精油と無水エタノールを加えてシェイク。最後に精製水(水道水も可)を入れ、さらにシェイクして出来上がり。2~4週間で使い切るようにしましょう。
<100mLのスプレー容器でルームスプレーを作る場合>
●無水エタノール【10mL】
●精製水【80mL~90mL】
●天然精油(ユーカリ、ティーツリー合わせて)【20滴ほど】
それも面倒なときは、ティッシュやコットンに数滴たらすだけでもOK。枕元に置いてみてくださいね。
「作り方も効能もわかったけど、いろんな商品があってどれを選べばいいのか分からない!」そう思う方も多いのでは? アロマテラピーに適さない、「エッセンシャルオイル」の類似品が数多く出回る時代。自己判断で購入して、トラブルにつながることも多いとか。要注意です。
アロマテラピーは医療ではないので、精油の飲用や直接肌につけることはおすすめできません。ハーブも種類によっては妊婦さんの使用がNGだったり、医薬品と併用できないものもあるので気をつけて。安心して使うには、専門の知識を持った人にアドバイスしてもらうか、専門店で相談して買うのがいいでしょう。また、ハーブを扱うときは、木製・陶磁器・ガラス・ステンレスを使用します。(金・銀・銅製品、アルミ製品に触れると、ハーブの有効成分の効果が変質します。)
忙しいママでもすぐに試せるよう、簡単お手当法をピックアップしてみました。自己責任のもと、安全に楽しみながらハーブ&アロマライフを送りましょう!
公社)日本アロマ環境協会・アロマテラピーアドバイザー資格認定教室
特定非営利活動法人・日本メディカルハーブ協会検定認定校
ハーブ、エッセンシャルオイル等の販売のほか、ハーブとアロマの教室も開いています。お気軽にお問合せください!
【住所】〒376-0023 群馬県桐生市錦町1-5-2
【TEL】0277-43-8255
【FAX】0284-21-3613
【E-mail】apiana18@ktv.ne.jp
【URL】http://www.ktv.ne.jp/~apiana
【定休日】土曜日
【営業時間】11:30~19:30(※外部教室のため変則あり)