私の好きな言葉かけに「ブロークンレコードテクニック(以下ブロークンレコードと略す)」があります。これは、日本語で訳すと「壊れたレコード」となり、壊れたレコードが同じ音楽や歌のフレーズを繰り返すように、同じ言葉かけを繰り返すという方法です。
子どもが、1、2歳の頃は大人の指示にスムーズにのってくれましたが、3歳、4歳になり自我が目覚めてくると1回声をかけただけでは、言い訳をしてその場を逃れようとします。そんな時にこのブロークンレコードを使います。
例えば、子どもが寝転がってお菓子を食べていたら「座って食べようね」と声をかけます。それに対して言い訳してきたり、聞こえないふりをしても再び「座って食べようね」と同じ言葉かけをします。これを多くても3、4回繰り返すと座れることが多いので、座れたらすかさずほめて、その行動を強化します。この方法は大人も感情的にならずに子どもに接することができ、また早い段階で指示にのってもらえるので効果を感じています。
(ライター:おーやん)
桐生市在住、3児のパパ、社会福祉士。障害児施設に勤務しているほか、桐生イクメンプロジェクトなどにも積極的に携わる。自身の経験から、「地域×パパ×子ども」の関わり方について模索し、現在は「ぱぱのBAきりゅう」にも参加中。趣味は一五一会とダイエット!