子育てママの肩こり改善・予防策①【ツボ・マッサージ編】

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肩こりに悩まされている子育てママはとても多いです。女性は男性と比べて筋肉量も少ないので、肩こりになりやすいという理由もありますが、日々の子育てで更に肩こりを進行させてしまう要因がたくさんあるのです。

子育てママはどうして肩がこる?

お子さんを抱っこするのも、成長するにつれどんどん重くなるので腕にかかる負担が増えて肩こりになりますし、おんぶ紐も肩に食い込むので肩こりになってしまいます。ミルクやオムツなどお子さんの荷物を持ち歩く必要もあり、ママさんはいつも重い荷物を持つことになります。また、授乳する時の姿勢も肩こりの大きな要因です。腕の疲労や長時間下を向く姿勢は肩に大きな負担をかけるので、ママさん達は肩こりに悩まされることになるのです。

肩こりの悪化には要注意!

肩こりがひどくなると頭痛がしたり、疲れやすくなったり、倦怠感で動くことも辛くなったりと、体に影響が出てくることもあるので注意が必要です。肩の疲れを感じたら、ひどくなる前に疲れを解消することが大切ですが、忙しい子育てママにはマッサージのお店に行く時間も中々ありません。そんな忙しいママ達にぴったりの、肩こり改善・予防策をご紹介します。

ツボを刺激して疲れをリセット!

人間の体にはたくさんのツボがあります。ツボは体の不調に反応する場所なので、刺激をすることで不調を和らげ、体調を整える効果が期待できます。刺激の方法は色々ありますが、一番簡単な方法はツボを押すことです。指でツボを押して刺激しますが、力が入り難い場合はツボ押し様の棒やグッズが売られていますので、そういった道具を活用してみるのもおすすめです。ツボを押すときは息を吐きながらゆっくりと力を入れ、息を吸いながらゆっくりと力をゆるめます。はじめはこりのひどい側から、次に逆側の順に5回~8回程度を目安に押します。強さは好みですが、あまり強すぎないように『痛気持ちい』くらいに感じる程度に調節して押してください。

 

肩井(けんせい)

肩井は肩の一番こる場所にあるツボです。肩の先にある骨と、下を向くと出っぱる首の骨を結んだ線上にあり、乳頭からのばした線と交わる所が肩井です。ここを刺激することで血流が良くなり、乳酸などの疲労物質が血液に流され排出されやすくなります。

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曲池(きょくち)

曲池はひじを曲げるとできるシワの、親指側の端にあります。ひじの関節のきわがツボです。刺激することで血流を良くして、腕や肩の筋肉の緊張を和らげてくれます。

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手の三里(てのさんり)

手の三里は曲池と同じ様にひじを曲げるとできるシワから、指3本分手首の方向に進んだ、腕の骨のきわにあるツボです。長時間の手作業や運動による腕の疲れを回復するだけでなく、自律神経を整え全身の調子を整えてくれる大事なツボです。

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セルフマッサージでリラックス!

こりの原因は筋肉の緊張やこわばりによる血行不良です。心地よいマッサージで緊張をほぐすことで血流が良くなり、元の柔軟性を取り戻すことができます。マッサージをするときは、摩擦で皮膚を傷めてしまわないようにマッサージオイルやクリームを使って、お風呂上りや洗顔後のお手入れの時についでに行ってみてはいかがでしょう。

 

肩こり解消!簡単リンパマッサージの手順

①片方の耳の下から鎖骨までを、親指以外の4本の指を使って4回~5回程度優しく流します。反対側も同じようにします。

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②片方の肩を、肩甲骨側から胸の方向に、4本の指を引っかけるようにして4回~5回流します。反対側も同じようにします。

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③人差し指と中指で鎖骨を挟むように片方ずつ4回~5回流します。両方同じようにします。

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④片方の手首から脇までを、手のひらで撫でるように流します。反対側も同じようにします。

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ツボの刺激やリンパマッサージを行っていると、じんわりと温かく感じてきます。日常的に家庭でできるセルフケアを上手に取り入れて、辛い肩こりを解消・予防をしましょう。肩こりは顔の筋肉も下垂させることもあるので、健康だけでなく美容にも大敵です。是非日頃のケアに取り入れてみてください。

 

ライター:小橋 朝子(こばし あさこ)

女性専用サロン『イロドリ』のセラピスト

隠れ家のように落ち着ける自宅サロンです。全身のほぐし・アロマトリートメント・整体の施術で、女性の身体の調子を整えます。

家事や育児に忙しい女性の皆さんが、リラックスできる癒しの場所になれればと思っています。