子どもは、1日のうちにたくさん泣きます。
たとえば、喧嘩をして泣いたり、大人に注意されて泣いたり、どこかに体をぶつけて泣いたり、自分の要求が通らず悲しくて泣いたり、大人の注意を引こうとして泣いたり…。子どもが幼い頃は、寝ていて突然、怖い夢でも見たのか、泣き出すことがありました。同じ泣く行為であっても、それぞれの状況によって大人の関わり方は変わってきます。
ただ、この様々な泣く行為を見ていて思うことがあります。それは「どうして泣くのか?」ということです。自分のことで考えると感動する映画を見て泣くと気持ちがすっきりすることがあります。その時のことを客観的に考えてみると心の中でパンパンになった気持を涙を流すことで元に戻しているような感じがします。そう考えると子どもたちが泣く状況というのは、一つは大きく膨れ上がった気持ちを泣くことでコントロールしているのかもしれません。
大人になるにつれて泣く回数が減っていくのは、泣かなくても気持ちのコントロールをする力がそなわってくるからでしょう。あと数年もたてば泣き声が聞こえる生活が懐かしく思う時が来るのかもしれませんが、まだしばらくは泣き声がある日が続きそうです。
(ライター:おーやん)
桐生市在住、3児のパパ、社会福祉士。障害児施設に勤務しているほか、桐生イクメンプロジェクトなどにも積極的に携わる。自身の経験から、「地域×パパ×子ども」の関わり方について模索し、現在は「ぱぱのBAきりゅう」にも参加中。趣味は一五一会とダイエット!