20~30年前なら「男性の仕事」「女性の仕事」と多くの人が当たり前と思っていた職場が変わってきました。男女の垣根がなく、多くの方が生き生きと活躍している姿を紹介します。
コンクリートミキサー車の運転手 井坂 友美さん 40代
北関東秩父コンクリート(株)桐生工場 勤務
今の私があるのは、20代の頃の父親のひと言がきっかけでした。「これからは女性も大型免許を持っていた方がいいぞ」と言って大型免許を取らせてくれました。
現在、高校生と大学生の2人の子どもを育てる中、いくつかの職業を経験しましたが、教育費等がかかるようになった時期に、金銭的にもステップアップの必要性を感じ、大型免許が使える今の仕事に就きました。
ミキサー車なので、建築現場の狭いところへもコンクリートを運ばなければなりません。難しい運転技術を要するのですが、日々精進だと思っています。
建築関係は男性の多い職場なので、最初はビクビクしていましたが、職場の皆さんは優しい方ばかりです。この仕事では男女の垣根がなくなってきていると感じます。
建築物の基礎に使われるコンクリートを運ぶことにやりがいを感じます。これからみんなが何十年も利用する市民体育館の建設に関われることも幸せです。
うちの営業所には、ミキサー車の運転手の女性は私1人ですが、みどり市のいくつかの会社には何人も女性が働いています。ミキサー車の運転は重労働ではないので、女性の職業として、いいのではないかと思います。もっと早くこの仕事に就けばよかったと思いました。
編集/「はじめよう」編集委員、発行/桐生市市民生活部市民生活課
*桐生市男女共同参画情報誌「はじめよう」は、桐生市役所2階地域づくり課、cocotomoなどに設置しています。