ジェンダーバイアスにとらわれず、自分らしい仕事を#4

20~30年前なら「男性の仕事」「女性の仕事」と多くの人が当たり前と思っていた職場が変わってきました。男女の垣根がなく、多くの方が生き生きと活躍している姿を紹介します。

202207_05

看護師 古澤 悟さん 41歳
桐生厚生病院(脳神経外科)勤務

手に職をつけられる職業を考えていた時に、高校のサッカー部の先輩に、「やりがいのある仕事だから」と誘われたのが看護師になったきっかけです。
看護学校で勉強している頃は、男子は1割くらいしかいませんでした。この病院に入った11年前は、男性看護師は病棟で3人くらいでしたが、それでも多い方でした。今では各階に3~4人くらいいます。
最初の頃は、患者さんも男性の看護師に慣れていないせいで戸惑いも見られましたが、男性女性関係なく、その都度患者さんの気持ちに臨機応援に対応しています。
患者さんの回復過程など日々変化が見られ、自分の看護一つで容態が変わってしまうこともあり、やりがいもありますが重い責任もあると思います。
日本DMAT(災害医療派遣チーム)の資格を取得し、2016年の熊本地震の被災地へ病院支援に行ってきました。このような経験も看護師を目指している後輩たちのために生かし、これからより働きやすい環境を作っていきたいと考えています。
家庭に帰ると、3人の男の子の親として、同じく看護師をしている妻と共に、育児休業や有給休暇もとり、家事や育児に取り組んでいます。

編集/「はじめよう」編集委員、発行/桐生市市民生活部市民生活課
*桐生市男女共同参画情報誌「はじめよう」は、桐生市役所2階地域づくり課、cocotomoなどに設置しています。

はじめよう21号(令和元年度)