【体験談】 わたし、桐生で里帰り出産しました!

 

里帰り出産

 

わたしは桐生市出身ですが、現在は他県に住んでいます。妊娠がわかって、今いる地域で産むか、里帰りするか、とても迷いました。夫婦で何度か話し合い、「無理なく、安心できる環境で過ごすほうがいい」と、意見が合致。わが家の場合、夫は朝早く出勤して終電で帰ってくるため、ほとんど家にいません。不安だらけのはじめての出産を、ひとりで迎えるかもしれない状況は避けたいと思いました。その点、実家であれば常に誰かいてくれます。「里帰りして、安心して出産に臨もう!」と、決めました。

 

また、地元で出産することにしたもうひとつの大きな理由は、地元で通院していた病院に、信頼できる先生がいたことです。地元にいる家族と友人から、リアルな病院情報や体験談まで聞けることも大きく、病院決定に迷いはありませんでした。ママの体と赤ちゃんの命がかかっている出産……、病院選びはとても大切だと思います。

 

そして先生の指示通り、32週から実家で暮らすことに。そこからの妊婦健診は桐生の病院で受けました。ここで注意したいのは、妊婦健診時に使える受診補助券は、里帰り先では使えない、ということです。厳密に言うと、ひとまず自費で払っておいて、産後に自分の住む市で清算することができるのですが、その手続きが必要になります。

 

手続きに必要なものは、「桐生で妊婦健診を受けた回数分の領収書の原本」「健診結果が記入された受診補助券」「母子健康手帳」「印鑑」「振込口座のわかるもの」「請求書」。自分で記入した請求書とともに、5点を市の窓口に産後6ヵ月以内に提出するといった流れでした。また、補助回数や金額上限は各自治体によって異なるため、里帰り時にかかった健診費用が全額返金されるかというと、そういうわけでもありません。

 

妊婦健診や出産において、必要な手続きはほかにもあります。出産後、生まれた赤ちゃんを戸籍に登録するため、出生届を提出しなければいけません。国の決まりで、子が生まれたときから14日以内(出生日を含む)に市区町村役場へ提出して受理される必要があります。里帰りの場合、「14日以内に、住んでいる市に提出に行けるかな?」と心配になりますよね。でも、大丈夫です。「本籍がある地」「住所がある地」「生まれた地」いずれかの市区町村へ提出すればOKです。

 

里帰り中の楽しみ

 

里帰り出産は、やはりとても快適だったと思います。慣れ親しんだ環境で安心して出産できましたし、出産後も両親のサポートがあり、産後の体を休めることができました。久しぶりに、“みそまんじゅう”や“ひもかわ”など、食べ慣れた懐かしい味を楽しむこともできましたし、昔はなかったお店を見つけたりするのも楽しかったです。「里帰り出産」、おすすめです!

 

(ライター:竹村明子)