桐生のパパ・おーやんの“新”イクメン論 Vol.5 「妻の妊娠中に、夫がすべきこと」

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わたしは、幸せなことに3人の子どもに恵まれました。子どもの成長はあっという間ですが、生まれるまでは毎日ドキドキして、時間の流れがとてもゆっくりに感じるものです。

それはおそらく、「産まれるまで何が起きるか分からない」という不安や、悪阻などのさまざまな不調に耐える妻を見ているからでしょう。それを支える夫も大変ですが、妻はそれ以上に精神的にも肉体的にも大変であるということを、忘れてはいけません。

 

具体的にわたしの経験談をいくつかお話しします。

食事についていえば、夫は普段通り好きなものを飲み食いできますが、妻は食べたものがそのままお腹の子の栄養になるので、考えながら食事をすることになります。カフェインが入ったコーヒーや甘いもの・脂分が多いものは控えるよう指導され、悪阻がひどければ食べられるものが限られてきます。また、徐々にお腹が大きくなっていきますので、疲れやすくなったり、腰の痛みがひどくなったりして、生活に支障が出てきます。そんなときわたしは、積極的に家事を手伝ったり、マッサージをしたりしました。

 

感覚が非常に過敏になる場合もあるので、妻が嫌いなニオイが発生しないような環境づくりに配慮したこともありました。また、妻が精神的に不安定にならいよう、両親学級への参加、新米パパのための本を読む、妊婦健診の付き添い、そして立ち合い出産と、全力でサポートしたつもりです。ちなみに、3人とも立ち合いました。

 

「気晴らしになれば」とランチに出掛けて話しを聞いたり、買い物に一緒に出掛けたりもしました。はじめての出産であれば、ふたりきりの旅行もいいかもしれません。わたしたちは、第二子妊娠中にディズニーランドに出掛けたことがあります。出産後はしばらく遠出できないからです。

 

ここまで読んでいたたくと、「なんだか夫をやるのも大変だなー」と思われるかもしれません。でも、出産に立ち会ったときの感動、そしてその後の子育てをするなかで何倍もの喜びとして返ってくると思います。そしていつの日か、夫婦の間を取り持ってくれる磁石のような存在になってくれることでしょう。楽しみですね!

 

(ライター:おーやん)

 

桐生市在住、3児のパパ、社会福祉士。障害児施設に勤務しているほか、桐生イクメンプロジェクトなどにも積極的に携わる。自身の経験から、「地域×パパ×子ども」の関わり方について模索し、現在は「ぱぱのBAきりゅう」にも参加中。趣味は一五一会とダイエット!