2人目妊娠!上の子の変化とその対応方法は?

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息子が1歳半の時に2人目妊娠が発覚したわたし。
まだ妊娠を理解できない上の子に、おなかに赤ちゃんがいることを知らせることからスタート。最初は意味が分からないようだったが、大きくなるおなかを叩いたりしたときに「赤ちゃんがいるんだよ、だから叩いたりはしないでね」と、地道に伝えていきました。また、臨月に入っても抱っこをせがむ息子に、なるべくNOとは言わず、できるだけ要求にこたえるようにしました。

 

そして出産時、息子のことも考え家族一緒に泊まることができる産院を選びました。とはいっても、わたしと同じ布団で一緒に眠れない可能性を考え、事前にパパと寝る練習をし、眠れたときはたくさん褒めて自信がつくようにしました。出産についても「ママが赤ちゃんを産むときは病院に泊まるよ。ママもいるけれど、パパと寝てね」と説明をしていました。また、祖父母など周囲には赤ちゃん優先ではなく、息子を最優先するようにお願いをし、協力してもらいました。

 

無事出産し、「赤ちゃん生まれたよ~」と伝えるも、息子はまったく興味を示さず知らんぷり。旦那が息子を抱っこして赤ちゃんを見せて、「妹だよ~」と説明すると、ようやく触ったものの、そのまま知らんぷりを突き通しました。夜は「ママは赤ちゃん産まれて、おなかが痛いからパパと寝てね」と伝えると、すんなりパパと寝ることができ、夜泣きもせず過ごせました。翌日、少し泣いたものの保育園の先生方のフォローもあり、特に変わらず過ごせた息子。3日目を迎えても、妹に対してまったく興味もなければ赤ちゃん返りもなし。

 

ところが、「赤ちゃんのママ、お迎えに来ないね」と、衝撃の発言!なんと、赤ちゃんは看護士さんの子どもだと思っていて、自分の妹だと認識していないことが発覚!そのため、「赤ちゃんのママは、ママだよ」と言い聞かせはじめたものの、入院中は理解できず終わりました……(笑)

 

退院して自宅に帰っても、「お迎え来ないね」としばらく言っていた息子にその都度説明。そして、わたしと息子2人だけの時間を多くつくること、息子がプレッシャーを感じないように「お兄ちゃんだから」という言葉は使わないこと、娘べったりにならないように気をつけること、休日は息子が楽しく遊べるように時間を使うことを夫婦で決めて、その約束を忘れないように生活をしました。息子がいい子にしていてくれたら必ず褒め、「ありがとう」と伝えました。そしてどこへ行くにも抱っこを要求してきましたが、なるべく答えるようにもしました。その成果か、特に赤ちゃん返りなどの大変な思いもしなかったのです。

 

しかし娘が1歳を迎え、ハイハイで移動できるようになると、息子のおもちゃをとるようになりました。すると妹を叩いたり、怒ったり、甘噛みしたりするように……。そこでまた夫と相談し、「お兄ちゃんでしょ」と言わないこと、息子は「お兄ちゃん」でなく名前で呼ぶこと、息子と2人だけの時間をお互いにつくることを改めて確認し、実行するようにしています。もちろん悪いことをしたら叱ることもありますが、「ありがとう」「すごいね」「助かるよ」など、プラスの言葉を使って話すことを心掛けています。

 

(ライター:阿部有理香)