はじめての妊娠は、特にわからないことだらけ。「何を用意したらいいの?」「どんなグッズがあると便利なの?」……今ではたくさんの商品もありますし、情報も豊富なので、余計に迷ってしまいますね。ここでは、個人的に“実際にあって良かったもの”を紹介します!
まず、妊娠中に食べていた「鉄分クッキー」。
きっかけは血液検査で“貧血”と診断されたことから。処方された薬を飲んでみたのですが、便が硬くなるという副作用により便秘ぎみとなり、それがとてもつらく、食べ物からの摂取に変えました。鉄分が豊富な野菜やレバーを食べるのはもちろんでしたが、毎日だと飽きてしまい……そこで見つけたのが、この「鉄分クッキー」。妊婦さん用だから、甘さはひかえめ。体重制限中でも問題ありませんでした。妊娠すると赤ちゃんに十分な酸素や栄養を送るために、ママの体で多くの血液が必要になります。そのため、貧血になる妊婦さんは少なくありません。貧血対策になるだけでなく、妊娠中の甘いものを食べたい欲まで満たしてくれるなんて、最高です!そんな「鉄分クッキー」は、とても重宝しました。
続いて、出産時に意外と大活躍してくれたもの。それは、「レッグウォーマー」と「氷」でした。
夏の出産、病院内はエアコンがきいていました。足先を温めておこうと持参していたのが、「レッグウォーマー」。出産数日前からみるみると両足が浮腫んできていたので、ゆったりとしたレッグウォーマーは履きやすく、重宝しました。締めつけ感もなくて、きっと靴下より便利!
そして陣痛中。分娩台で5分間隔の陣痛のなか、意識がもうろうとしていきます。呼吸法を行っていると、口の中がどんどん渇いていきます。そこで喉を潤すため、陣痛と陣痛の合間に口にしていたのが「氷」です。陣痛MAXのときは、ストローで何かを飲む気力もありませんでした。その点、氷は口の中でじわじわと勝手に溶けていき、喉を潤してくれます。また、どんな向きで寝ていても、夫または病院スタッフに口に入れてもらいやすい。再び出産することがあるなら、必ずこの2つは持参しようと思っています。
退院してから重宝したのが、「電動ハイローチェア」。
朝早くから夜遅くまで仕事の夫に頼れないぶん、「電動ハイローチェア」が大活躍!妊娠出産による腰痛や、慣れない抱っこによる腱鞘炎……いちばんひどいときは抱っこすることさえ辛かったため、ハイローチェアの揺れで眠ってもらうこともありました。ハイローチェアは移動可能で、電動であるとオルゴール調の音楽まで流すことができます。わたしがシャワーを浴びている間は脱衣所に移動させ、ハイローチェアの上ですやすや眠って待っていてくれました。そのまま赤ちゃんの服を脱がせたり、入浴後体を拭く台として代用できたりするのも、ハイローチェアのいいところ。高さ設定をいちばん高くすると中腰にならなくてすむので、腰痛もちには有難かったです。そして月齢が大きくなり離乳食がはじまると、食事用テーブルとして使うこともできます。産後2ヵ月目から1才過ぎまで、用途に合わせずっと使える電動ハイローチェアは、ママの強い味方でした。ひとりきりでの育児時間が長いママには、特におすすめです。
現在妊娠中、まもなく出産を迎える方、ぜひ参考にしてみてくださいね!
(ライター:竹村明子)